私たちは「勉強しているのに頭が働かない」「頑張っているのに集中力が続かない」といった悩みを抱えることがあります。どうやらこれは“やり方”よりも、“脳の扱い方”を理解しているかどうかの差が大きいようです。
ここでは、脳の基本的な本能と、それを味方につけるための考え方を、一般論として整理してみます。
目次
脳には3つの本能がある
脳はとても複雑な器官ですが、その根底には驚くほどシンプルな3つの本能があると言われます。
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生きたい
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知りたい
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仲間になりたい
この3つは、人類が生き残るために必要だった“生存本能”と“社会性”に深く関わっています。
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「生きたい」は衣食住の安定を求める力
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「知りたい」は新しい情報を求める好奇心
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「仲間になりたい」はコミュニティから排除されないようにする社会性
脳は、これらが満たされる状況にあると自然とパフォーマンスが上がるようにできています。
つまり、脳に逆らわず、この本能に寄り添うことが、結果的に効率の良い学習や仕事につながるというわけです。
“好き”が脳のスイッチを入れる理由
脳は「好き」「面白い」「役に立つ」と感じた情報に対して、驚くほど力を発揮します。
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記憶力が上がる
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理解が早くなる
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疲れにくい
逆に、興味がない・無理やりやっている――この状態では脳の働きは途端に鈍くなってしまいます。
よく「好きこそ物の上手なれ」と言われますが、これは精神論ではなく、脳の仕組みに合っているのだと感じます。
リフレーミング:脳を味方につける技術
そこで重要になってくるのが リフレーミング(捉え方を変えること) です。
同じ出来事でも、
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「面倒だな」
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「これでレベルアップできる」
どちらの枠で捉えるかによって、脳の反応は大きく変わります。
少しでも自分にとって“意味がある”“役に立つ”と感じられる側面を見つけることで、「知りたい」のスイッチが入り、集中力や理解力が自然と上がります。
興味があることだけをやればいい、という話ではありません。
興味を“作る”ために、視点を変えてみることが大切だという考え方です。
脳に悪い習慣は、脳の本能に逆らう行動
よく挙げられる「脳に悪い習慣」は、結局のところ脳の本能を無視した行動でもあります。
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興味を避ける
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嫌だ疲れたなどネガティブな言葉を多用する
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指示待ちで行動する
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効率だけを追求しすぎる
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やりたくないことを我慢して続ける
こういった行動は「知りたい」「仲間になりたい」のスイッチを閉じてしまうため、脳の能力を発揮しにくくしてしまいます。
脳が喜ぶ習慣に切り替える
では、どんな習慣が脳に良いのか。
一般論としてまとめると、この7つに行き着きます。
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どんなことにも興味を持って関わる
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ポジティブな言葉を使う
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指示待ちではなく自分から動く
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効率だけでなく“意味”を見つける
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無駄に見えるものにも発見を求める
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スポーツや芸術にも関心を向ける
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人を積極的に褒める
要するに、 脳の本能に沿った行動を選ぶことが、結果的に自分の力を引き出す ということです。
まとめ
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脳には「生きたい・知りたい・仲間になりたい」という3つの本能がある
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「好き」「役に立つ」という感情は“知りたい”のスイッチを入れる
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リフレーミングによって、興味や意味を見つけることができる
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脳に悪い行動は、本能に逆らう行動
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脳を喜ばせる習慣を選ぶことで、集中力や記憶力が自然と高まる
脳の仕組みは意外とシンプルなので、それに合わせた行動を意識するだけで、日々のパフォーマンスはかなり変わっていく。そんな視点を持つだけでも、新しい発見があると感じます。