目次
はじめに
営業に限らず、初めて人と接する場面では「最初の印象」がその後の関係性に大きく影響します。後から挽回できることもありますが、やはり最初の数秒で相手が抱く印象は非常に強力です。
今回は、初対面の場で相手に好印象を与え、信頼への土台を作るために意識しておきたいポイントを整理してみました。
1. 初対面は「アイスブレイクの前段階」という考え方
多くの人が「初対面=アイスブレイク」と考えがちですが、実はこれは別物。
初対面とは、アイスブレイクへ自然に流れ込むための“静かな30秒”のようなものだと捉えた方がうまくいきます。
ここで求められるのは、会話の上手さではなく「この人と話してみても大丈夫そうだ」という安心感。
つまり、ここで失敗するとその後の商談(または会話)の土台が揺らぎ続けることになります。
2. 印象の9割は言葉以外で決まる
いわゆる“メラビアンの法則”的な考え方ですが、初対面では内容そのものよりも「雰囲気」の影響が圧倒的に大きいのは事実です。
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視覚情報(表情・姿勢・動き方)
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聴覚情報(声のトーン・話すテンポ・空気感)
これらが第一印象のほぼすべてを決めます。
言葉の内容はほんの一部。だからこそ、最初に詰め込むセリフを練習するより、態度・表情・声の出し方を整えるほうが圧倒的に効果的です。
3. 相手が警戒心を解ける「3歳児レベルの安心感」
極端に聞こえるかもしれませんが、最初の30秒は“3歳児ぐらいの柔らかさ”がちょうどいいと言われることがあります。
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ゆっくり、ていねいな口調
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穏やかな笑顔
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相手を怖がらせない雰囲気づくり
大げさな大笑いではなく、やさしい微笑み。
営業でもサービス業でも、はじめに安心感を持ってもらう効果はとても大きいです。
4. 好印象をつくる3つの要素
まとめると、初対面で意識するとよいのは次の3点です。
① 自信があるように振る舞う
背筋を伸ばし、堂々と挨拶するだけでも印象が大きく変わります。「頼れそうだ」という空気は、姿勢や声で自然と伝わります。
② 感じがいい雰囲気を保つ
笑顔・声の明るさ・落ち着いた動作。
相手が「この人と話しやすい」と思える空気を作ることが目的。
③ プロっぽさを漂わせる
余裕を感じさせる語り方や反応があると、安心と信頼につながります。
よく言われるフレーズでも「それね、皆さんおっしゃいます」「すごく良い選択だと思いますよ」などは効果的です。
5. 実は“練習”でしか身につかない
そして結局のところ、これらは一発で身につくものではなく、何度も“素振り”をするように練習するしかありません。
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表情を鏡で確認する
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ロールプレイで声のトーンを確かめる
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憧れの営業スタイルを真似してみる
こういった積み重ねが、自分の自然な振る舞いとして身についていきます。
おわりに
初対面は「努力がもっともリターンを生みやすい場面」です。
わずかな時間ですが、ここを丁寧に整えることで、その後の会話や提案が驚くほどスムーズになります。