会計士の個人ブログ

本を読む人が強い理由──忙しいから読めない”は本質的な問題ではない

1. 忙しさを理由に読まない人が勝てない構造

最近、「本を読む時間がない」という声をよく聞く。
しかし本質的には、本を読まないからこそ時間が生まれず、判断や企画に無駄なコストがかかっているケースが少なくない。

仕事で成果を出す人ほど、限られた時間の中で本を読んでいる。
読書は“余った時間でやるもの”ではなく、時間を生み出すための行為だからだ。

2. 時間がなくても読める人の読み方

読書は「まとまった時間を確保してじっくり読むもの」と考えがちだが、そう思うと一生読めない。

実際には、

  • 3分なら3分の読み方

  • 5分なら5分の読み方
    で十分に価値を得られる。

特にビジネスの場では、相手が書いた本の

  • 表紙

  • 経歴

  • 目次
    だけでも目を通すだけで、価値観や判断軸が読み取れる。
    短時間の“つまみ読み”が、その後のコミュニケーションの質を大きく高める。

3. 読書の本質は「先人の知識をショートカットとして使う」こと

読書の最大の価値は、自分がゼロから考えなくていい領域を増やすことにある。

本には、

  • 試行錯誤

  • 失敗と成功

  • 著者の経験値
    が凝縮されている。
    そこにアクセスせず、自力で考え続ければ時間はどれだけあっても足りない。
    読書は、80点の答えに最短で到達する“ショートカット”だ。

4. 1冊を精読するより、多くを乱読して混ぜ合わせる発想

ビジネスで成果を出すための読書は、必ずしも「最初から最後まで読む」必要はない。

むしろ、

  • 20〜30冊を速く読み、

  • 美味しい部分だけを抜き出し、

  • ブレンドして自分の思考を組み立てる

という“ミックス型”の読書が有効だ。

料理人が食材を選ぶように、DJがフレーズを組み合わせるように、
必要な知識だけを抽出して活用する能力が重要になる。

5. ネット情報はジャンクフード、本は主食

ネットや動画は魅力的で面白い。
ただし、その刺激の強さゆえに偏りやすい。

比喩的に言えば、

  • ネット情報 → ジャンクフード

  • 本 → 主食・栄養源

という関係に近い。

ジャンクフードを完全に否定する必要はないが、
主食なしでジャンクだけを摂っていると、どうしても思考に深みが出ない。
議論や判断の場面で差がつくのはこの部分だ。

6. 読書は「成果につながるアウトプット」に転換してこそ意味がある

単に読むだけで満足してしまうのはもったいない。
もっと重要なのは、

  • 読んだ上で自分の言葉で語る

  • 解釈を持ったうえで意見を述べる
    というアウトプット。

“解説動画で理解したつもりの人”と、
“原著に触れて自分の解釈を持っている人”では、説得力がまったく違う。
仕事でも信用されやすくなる。

7. 読書はビジネスパーソンの「仕入れ」そのもの

知識労働者にとって読書は、魚市場でネタを仕入れるようなもの。
質の高いネタがなければ、質の高い仕事はできない。

ネット情報だけに偏っていると、
どうしても“深さのない仕事”になりがちだ。
本を読むという習慣は、仕事の質を守るための基盤になる。

まとめ:読まない理由を探すより、短くても読む習慣を作る

結局、読書で差がつくのは「時間の多さ」ではなく、
読もうとする姿勢があるかどうかだ。

  • 数分で良いから読む

  • 必要な部分だけ読む

  • 多くの本をミックスして活用する

この3つを実践できる人は、確実に思考の幅と深さが増し、成果につながりやすくなる。

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