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はじめに:ビジネスリテラシーの核は“構造”を見る力
多くの人が「ビジネスリテラシーを上げたい」と言いますが、実際には“会話のレベル”に差が出るポイントはかなりシンプルです。
ビジネスを構造として捉えられるかどうか──ここがスタートラインになります。
どんなビジネスであれ、根本は 売上・原価・販管費(固定費) の3つに分解できます。
この3つのどこに“強みのバグ(異常値)”があるかを瞬時に見極める力が、本質を掴むビジネスリテラシーです。
1. どんなビジネスも「売上・原価・販管費」の3つで語れる
ビジネスの利益は次の式に落ち着きます。
利益=売上 − 原価 − 販管費
サービスでも飲食でもYouTubeでも、全部この公式に当てはまります。
だからこそ、まずは「どこが強いのか」を3つの視点で見ていくと、ビジネスの本質が見えてきます。
2. 商売が勝てる理由は必ず“どこか1つのバグ”にある
競争がある以上、普通の条件で勝ち続けるのは不可能です。
どんな会社でも、生き残る理由は 3つのどこかにバグ級の強みがあるから。
◆売上(単価)のバグ
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ブランド力で高単価を取れている
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コミット型サービスで価格が跳ねる
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価格に比べて提供価値の見え方が極端に強い
例:パーソナルジム、ハイブランド、特化スクール
◆原価のバグ
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仕入れが異常に安い
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良い人材を格安で確保できる
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家業の延長で仕入れがほぼ身内価格
例:酒屋直営の居酒屋、家族経営、独自工場を持つブランド
◆販管費のバグ
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広告費ゼロで集客できる(SNS、YouTube)
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自社物件で家賃が実質ゼロ
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チームが極端に効率的(マニュアル化・大学生インターン)
例:YouTube集客型スクール、土地持ち企業
3. 成功しているビジネスは例外なく“どこが勝ちポイントか”が明確
強い会社を見ると、全部この3つのどこかにハッキリした理由があります。
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単価が高いから広告を回せる
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原価が安いから駅前に出せる
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広告費がかからないから人材に投資できる
この“勝ち方の理由”を言語化できると、
他社のモデルを聞いた瞬間に「この会社はここで勝ってるな」と分かるようになります。
4. 「自分のビジネスがなぜ勝てるのか」を説明できないと模倣で終わる
何かを始めるときに大事なのは、
「他社と同じことをしても勝てない」
という当たり前の事実を直視することです。
成功しているビジネスは、
普通にやったら再現できない“ズルい部分”を持っています。
逆にその“ズルい部分”がないと、ただのコモディティ化した商売になり、模倣されて終わります。
だからこそ、
バグがないなら、自分で作りに行く。
これが長く生き残る商売の絶対条件です。
5. ビジネスを見る目が育つと、会話の質が一気に変わる
構造を理解すると、ビジネスの話は驚くほどスムーズになります。
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どこが強い?
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どこが弱い?
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どこを伸ばせば勝てる?
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どこが再現性のカギ?
こうした問いが自然に出てくるようになり、相手から“ビジネスを理解している人”として扱われます。
おわりに:ビジネスを「構造」で理解する習慣をつけよう
ビジネスリテラシーはセンスではありません。
“構造で考えるクセがあるかどうか” だけです。
・売上
・原価
・販管費
たったこの3つを見るだけで、ほとんどのビジネスは見抜けます。
今日から、他社のビジネスや気になるサービスに出会ったら、まずはこの3つに分けてみることをおすすめします。