会計士の個人ブログ

司法試験予備校の入門講座

20歳のとき有名大学の学生でもない自分としては手に職を付けないと将来大変そうだなと思い、何か資格でもとろうかと考えたことがあった。最初に思いついた資格は行政書士でした。資格試験の中でもそんなに難しくなさそうだったのと本屋に行政書士試験対策の書籍がたくさんあって目に付いたぐらいの理由ですが・・・。

試験対策用の本を一冊買って読んでみると憲法、民法、商法などの法律も試験範囲で正直、読んでみてもよく分からず。でも法律を知ってると、これからの人生でいろいろ役に立ちそうだなと思い、また20歳ごろ特有の「自分は何でもできる」という根拠のない万能感も手伝って司法試験の予備校の入門講座に行ってみることにした。

今はどうなのか分からないけど1990年代中頃は次の4つが司法試験の予備校として有名でした。

・伊藤真の司法試験塾
・LEC東京リーガルマインド
・Wセミナー
・辰巳法律研究所

この中で自分が選んだのは「伊藤真の司法試験塾」でした。創設者の伊藤先生ですが以前はLECで講師をされていて有名講師だったのですが、LECをやめて自ら司法試験予備校を創設されたという感じで「伊藤真の司法試験塾」自体も創設からまだ2~3年でした。

司法試験に限らず難関の資格試験の予備校のカリキュラムはだいだい2~3年でこなすメインのコースがあって、さらに単科で科目ごと、入門コースだけ、応用コースだけといった受講の仕方ができるものがほとんどだと思います。自分の場合、司法試験なんて合格できるかどうかも分からないので、とりあえず1年間の入門コースだけ受講することにしました。

入門コースの内容ですが憲法、民法、刑法の主要3科目の基礎的な内容を週2コマ(1コマ=3時間ぐらいです)、1年間で学ぶといったものでした。受講料はだいたい30万円ぐらいでした。結構、通うのがしんどかったのですがバイトで貯めたお金でしたので勿体なくて全て出席はしました。

法曹ではなく公認会計士になった今となっては受講した意味はなかったように思えますが少なくとも民法については今も役に立っています。司法試験という法律系資格の中で最高峰の資格なので予備校の講師も教え方が上手な人が多く理解しやすい授業でした。

別に司法試験は受けないけれども仕事やキャリアアップのために法律を学びたい人は司法試験の民法や商法(会社法)の講座を単科でとったらいいんじゃないかなと思います。忙しくて通学できない人はDVD通信で受講するのもいいと思います。

伊藤塾(今は司法試験以外の資格の講座もやっているみたいで「司法試験塾」ではないみたいです)のサイトを見てみると入門講座だけ単科で受講する方法は今もあるみたいです。

 
(出処:https://www.itojuku.co.jp/shiken/shihou/kouza/16A01021.html)

ただDVD通信はなく受講期限があるWEB受講のみのようです。それにしても昔より受講料高くなったなぁ。

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